3Dプリントの費用はいくら?価格を実際に左右するもの
正直な答えは「場合による」ですが、何によるのかがわかるまでは役に立ちません。ここでは、見積もりが一般的にどう組み立てられるかを説明します。入札を受ける前や、投稿する前に、その妥当性を確かめられます。
どの制作者も使う計算式
3Dプリントの見積もりは、3つを足したものです。
- 段取り。 ファイルの確認、スライス、プレートの準備。通常は、部品ごとの最低料金に含まれます。
- 素材と機械の時間。 実際に使うプラスチックやレジンの体積と、プリンターが動く時間で値が付きます。素材の選択が影響するのはここです。
- 印刷後の作業。 サポート材の除去、研磨、下塗り、塗装、インサート。未加工の印刷物ならわずかで、飾り用の品なら多くなります。
そのうえで、2つの調整が入ります。急ぎのときの追加料金と、数を多く注文したときの1個あたりの値下げです。
素材別の価格要因
| 素材 | 価格への影響 | 理由 |
|---|---|---|
| PLA | 最も安い | 印刷しやすく、広く在庫がある |
| PETG | やや上がる | フィラメントが少し高く、調整が少し多い |
| ABS / ASA | 上がる | 密閉型のプリンターが必要で、対応する制作者が少ない |
| ナイロン/カーボンファイバー(FDM) | 大きく上がる | 印刷が難しく、特殊なフィラメント |
| 標準レジン | 上がる | 洗浄、硬化、サポート材の処理で手間が増える |
| SLSナイロン(PA12) | 最も高い | 産業用の工程で、機械が少ない |
各行の中でも、入札にはばらつきがあります。よく調整されたプリンターを何台も並べる制作者と、1台の機械と順番待ちを抱えた個人の工房では、値付けが違います。複数の入札が集まる1回の投稿のほうが、店に1軒ずつ電話するより優れているのは、そのためです。
価格を実際に左右するもの
| 要因 | 影響の方向 | 備考 |
|---|---|---|
| 素材の体積 | 体積が多いほど価格が上がる | 部品ごとの最低料金を超えると、ほぼ比例する |
| 素材 | 技術系の素材は高い | 上の表を参照 |
| 壁とインフィル | 壁が多く、インフィルが密なほど高い | 素材も時間も増える |
| 後処理 | 研磨、下塗り、塗装で大きく上がる | 仕上げが必要でない限り、未加工を頼む |
| 納期 | 納期が厳しいほど高い | 制作者はほかの仕事を後回しにしなければならない |
| 数量 | 部品が多いほど、1個あたりが安い | 段取りは1回だけ支払う |
| 送料 | 遠く、重いほど高い | 入札に明記される。近くの制作者は総額で勝てることがある |
それらの要因の詳細
大きさではなく体積。 中空で、インフィルを薄くして印刷した背の高い像は、小さな中身の詰まった立方体より少ないプラスチックで済むことがあります。スライサーは、フィラメントやレジンの体積を教えてくれます。制作者が値付けしているのは、その数値です。スライサーがなければ、おおよその寸法を伝え、部品を中空にできるかどうかを伝えてください。
素材。 PLAが下限です。ナイロンやカーボンファイバーは、PETGよりはるかに高くなります。SLSはまったく別の工程で、サポート材が不要で、強度に方向性がなく、価格もそれに見合います。
壁とインフィル。 荷重を支える部品には、棚の飾り物より多くの壁と密なインフィルが入ります。それは素材も時間も増えるということです。部品が何をするのかを制作者に伝え、選んでもらってください。たいてい、自分で推測するより安く済みます。
後処理。 未加工のPETGのブラケットは、未加工のPETGのブラケットです。同じブラケットを研磨、下塗り、塗装すれば、そこに誰かの何時間もの作業が加わり、安い部品が高い部品になるのはそこです。本当に仕上げが必要でない限り、未加工を頼んでください。
納期。 納期が厳しいということは、制作者がほかの誰かを後回しにするということで、その分を請求されます。日付が本当なら、伝えてください。そうでなければ「柔軟」と伝えれば、より良い入札が得られます。
価格をあまり変えないもの
常識の範囲内での色。ほとんどの制作者は、さまざまな色のフィラメントを在庫しており、追加料金はかかりません。正確な色合わせや、ウッドフィルや蓄光のような特殊なフィラメントは別の話です。尋ねてください。
1個から数個にすること。段取りは同じで、数量割引はまだ効いていません。複数必要になるなら、複数を注文してください。
的確な見積もりを得るには
制作者は、仕事の内容が正確にわかれば低く入札し、推測しなければならなければ高く入札します。ですから、STLをアップロードし、単位を伝え、素材か用途を述べ、未加工か仕上げ済みかを伝え、現実的な予算を伝えてください。料金ガイドのチェックリストのそのほかの項目は、任意です。この5つがあれば、制作者は正確に見積もるのに必要なものを持っています。
準備ができたら、部品を投稿してください。無料で、誰かが支払いを受ける前に、実際の入札を比べられます。